休眠楽器をお持ちの方へ
レガリスは学校部活動とは違い、団で所持している楽器がありません。そのため、自分の楽器を持っている方しか受け入れることができないのが現状です。
過去に吹奏楽部に所属し演奏していた方の中には「今後も使う予定はないけど、思い出が詰まっている楽器を手放したくない」と、ご自宅に保管している方も多いと思います。
もしあなたが休眠楽器をお持ちでしたら、一定期間の貸し出し、もしくは寄付いただけないでしょうか。
これまでに寄付・貸与いただいた楽器
レガリスではすでにいくつかの楽器を提供いただきました。
寄付
- トランペット 2台
- ダブルホルン
- コントラバス(使用中)
- 電子ドラム(使用中)
一定期間貸出
- ピッコロ(使用中)
- フルート
- クラリネット
- ユーフォニアム
- シングルホルン
- チューバ(使用中)
趣旨に賛同し提供いただいた方々には感謝の気持ちでいっぱいです。
これらの楽器は大切に使わせていただきます。
楽器寄贈エピソードのご紹介
想いをつなぐトランペット
2021年8月。
楽団を立ち上げメンバー集めに奔走していた頃、一通のメールが届きました。
「トランペットを貸してもらえるなら入団したい。」
話を聞くとその子は、「楽器は持っていないけど、どうしてもレガリスに入ってみたい!」と熱い気持ちを打ち明けてくれました。しかし、立ち上げたばかりの楽団には学校部活動とは違い、楽団所有の楽器がありませんでした。
ちょうどその頃、地域コミュニティ紙の取材があり、自分の楽器が無く入団出来ない子がいることをお話したところ「学生時代に私が使っていたトランペットがありますよ!」という話から、楽団にトランペットを寄贈していただくこととなりました。そして、めでたく1名の入団が決まりました。
それから半年後。第一回定期演奏会の際にトランペットを寄贈してくださった方に2枚の招待券をお渡ししました。1枚はトランペット寄贈者の方。もう1枚はその方のお母様。
楽団初の定期演奏会。メインの曲はトランペットのソロから始まる曲。
この瞬間、お母様は涙をポロポロ流して泣いていました。
お母様によると、娘にトランペットをせがまれ買ってあげたことや、「音が鳴った!」と喜んでいた当時のことが脳裏に蘇り、今もこうしてホールで鳴り響くトランペットの音色を聞いて涙が止まらなかったそうです。
レガリスでは引き続き、楽器の寄付を募集しています。
寄贈いただいた楽器は大切に使わせていただきます。